本文へジャンプ

Vol.3:古川太一(TA-1)さん

リプラン妄想住宅

妄想住宅とは

ボーダー
ボーダー

古川太一(TA-1)さん

佐藤寛(G,Vo)とのデュオであるKONCOSにおいて、ピアノ、ドラム、シンセベースなど多数の楽器を一人で担当。旅するコンコスとして全国100カ所行脚中。
DJとしても精力的に活動しており、HIPHOP仕込みのスキルで、貪欲な探究心で集められた愛情たっぷりのレコードたちを、ナイトクラビングとバンドツアーと酒場と食堂の放浪で培ったセンスで、ALL IN THE MIXX BEAUTY !!!!! な人物。

http://sunnysunny.me/
http://koncos.net/
http://anoraks.me/

ボーダー

<第2回>古川太一(TA-1)さんの暮らしと街

KONCOSとして、DJとして、幅広い活動でそのフィールドを全国に広げている古川太一さん。ペンで描かれた「妄想住宅」は、シンプルな図版に古川さんの世界観が凝縮されたイラストでした。今回は、そんな古川さんの日々の暮らしと「街」への思いをうかがいます。

古川太一さんの妄想住宅

音楽をはじめたのはいつ頃ですか?

中学で帯広に越してからですね。僕は音楽をはじめたのはDJからなんです。ヒップホップが好きになって、レコードをたくさん買って、まわりの友達がみんなスケボーして、夜はクラブに行ってという中からはじまって、DJをするようになった。そのうちバンドもやるようになって。

帯広にはそういうシーンがあったのでしょうか。

周りにそういう先輩や仲間は多くいましたね。だからそこに飛び込んでいったという感じで。DJはじめたり、ラップはじめたりって人もたくさんいたから自然とその流れで。帯広には、帯広独特のそういう文化があったと思います。

大学時代からはずっと東京ですか?

はい。東京にはずっと出たいと思っていて。大学を出てからはわりと下北沢周辺に住んできました。ここらへんを中心とした生活の流れができているので、音楽をやり続けることを考えると、この環境がベストのような気がしますね。

住む場所の選択は、お仕事なり活動をする上での利が優先される?

そうですね。この周辺にスタジオがあったり、仲間がいたり、DJをするのも渋谷だし。渋谷からタクシーで1,500円圏内がいいなっていうのはありますね。3,000円超えるとキツい(笑)。このあたりを離れてみたいっていうのも考えはしますけど、その場合はそういう環境ごとそっくり移動しないと無理ですね、たぶん。

家でもお仕事はしますか?

します。仕事部屋があって、そこで絵を描いたりデザインをしたりいろいろ。でも音楽はスタジオで作業したり、ツアーの間はあちこちで仕事をするから、仕事する場所はいろいろですね。

お仕事以外の時間、家ではどんなふうに過ごしていますか?

寝ているか、リビングにいるか…でもわりと家にいるときも何か作業をしているほうが多いかもしれないです。家でくつろいだりするよりは、何か作業をしたり外へ出て人と会ったりするほうが好きですね。家にあまりいるとダメになっちゃうんじゃないかと思って。家の中は必要最小限にしているというか、リビングにはテーブルと椅子しかないし、ソファーもないし、テレビもないんです。 家具なんかは本当に必要で良いものだけを置きたいと思っているので。

お仕事の利便性以外で、住む場所へのこだわりとか希望はありますか?

今住んでいるところは住宅街なので、すごく静かなんですけどお店とかがないんです。だから商店街のあるところに住みたいなっていうのはあります。最近は松陰神社に住んでみたいなと思っていて、あんな商店街がある街はいいなって思いますね。昔からやっているお店と、新しいお店が混在していて、なかなかない感じだなって。全国をまわっていると、いい街って知らないだけでほんとうにたくさんあるんですよ。

古川太一さんの妄想住宅

KONCOSで歌われているテーマとして「街」があると思うのですが、街をテーマにしている理由はなんでしょうか?

まず日本語で歌いたいというのがあって、そのなかでもひとつテーマを絞ってしまったほうが作りやすいし分かってもらいやすいのではないかと思ったので、最初は僕らの故郷である帯広のことを歌ってみよう、と。北海道の独特の空気感と、その街に住む人の持つ言葉を音楽にできれば、新しく伝わるものがあるんじゃないかなと思って。

1枚目のアルバムではその街が「帯広」でしたが、2枚目からは全国の街に広がっていますね?

1枚目を出してから、ツアーで47都道府県48カ所の旅というのに出て、いろんな街でライブをするうちに、そこで訪れた街のことも歌にして伝えたいと思うようになりました。訪れた街で数日過ごしてみると、ただ訪れるだけでは見えてこない風景や人、関係性が見えてくるんです。なので2枚目のアルバムではそんな全国の街の人や暮らしのことを曲にして、それから今は全国100カ所のツアーの最中で、この旅が終わるところくらいまでがひとつのストーリーかなとは思っています。

ボーダー
ボーダー
ボーダー
<旅するコンコス ~まちといろ 100のいろ~>

2014.10.28.Tue 北海道 苫小牧 ELLCUBE
2014.10.29.Wed 北海道 旭川 CASINO DRIVE
2014.10.31.Fri 北海道 稚内 HEARTBEAT CAFE
2014.11.01.Sat 北海道 小樽 市立小樽文学館
2014.11.02.Sun 青森 B.B Cafe
2014.11.03.Mon 宮城 松島 松華堂菓子店
2014.12.05.Fri 広島 MUGEN5610
2014.12.06.Sat 愛媛 松山 Bar Caezar FootStep Presents
2014.12.07.Sun 福岡 KIETH FLACK
2014.12.21.Sun 新潟 GOLDENPIGS Black Stage
2014.12.22.Mon 福島 郡山 PEAK ACTION
2014.12.23.Tue 宮城 仙台 PARK SQUARE
2015.01.17.Sat 沖縄 石垣島 島野菜カフェ リハロウビーチ
2015.01.25.Sun 梅田 Shangri-La
2015.01.31.Sat 新代田 FEVER


<新作リリース>

月待つ島まで / てとてとめとめ
「月待つ島まで / てとてとめとめ」
発売日: 12/3(水)/価格: 税抜1,500円+税/番号: SNY13/フォーマット: 7inch

ボーダー
このエントリーをはてなブックマークに追加