住宅雑誌Replan（リプラン）

　来春、転勤で札幌に戻るのを機にマイホームを持ちたいと考えたＹさん。立地条件を優先した結果、新築ではなく中古を選択。ご主人の実家の近くに築29年の中古住宅を見つけました。竹内建設に知人がおり、状態を見てもらったところ良好との診断。早速、リノベーションの相談をスタートしました。
　今回の難関は、Ｙさん一家が札幌から遠く離れた道東住まいなこと。頻繁に会って打ち合わせができる距離ではありません。Ｙさんは「要望を伝えたところ1回目にいただいたプランが素晴らしく、これならすべてお任せできると確信しました。竹内建設は北海道Ｒ住宅の実績も豊富なので、遠方にいても安心でした」と語ります。
　「お任せいただいたからにはと、これまで培ったノウハウを生かし、細部にまで徹底的にこだわってご提案しました」と、設計担当の庄内貴子さん。階段の向きを変えるなど、生活動線を考えたきめ細かなプランに、アンティーク風の木材や珪藻土で、Ｙさんが望んだ「自然素材を使った柔らかい印象の空間」を的確に具現化。空間のデザインはもちろんのこと、既存の基礎を活用しながら、断熱は入れ替え、耐震強化を施しました。住宅性能も大幅アップして、新しい家に生まれ変わったYさんのお宅です。