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高性能グラスウール、現場検証!
築7年を経過した住宅の壁の中を見てみる
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■青森県十和田市・Hさん宅
●住宅竣工/平成8年3月 ●工事施工/平成15年9月 ■協力/新木造住宅技術研究協議会(新住協)本州事務局 ■住宅施工会社/(株)直町建設 青森県十和田市 ■現場立会い者/新木造住宅技術研究協議会 本州事務局 会沢 健二 (株)平野商事 専務取締役 平野 公彦 (株)直町建設 専務取締役 直町 太一 |
建ててしまうと、なかなか見ることのない壁の中。 結露はないか、弾力性は十分か。外壁を一部剥がして、 高性能グラスウールの状態をチェック。 そんな画期的な現場検証を行ってみようと、新築から7年を経過した青森県十和田市のHさんのお宅で、敢えて壁を剥がしての検証が実施されました。 その経過と内容をご紹介します。 |
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西側の外壁を剥がし、通気胴縁を取り外す 西面の外壁を一部剥がして下から見えてきたのは、通気層を取るために施工された縦胴縁と、透湿・防水のためのシートです。続いて、通気胴縁を丁寧に取り外してゆきます。 |
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開口部周辺も同様に剥がす 窓まわりも同じように外壁・胴縁を取り除き、透湿・防水シートを剥がしました。 |
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透湿・防水シートを剥がし、合板を外す 次に、透湿・防水シートを剥がし、合板を外すと、充填された高性能グラスウールが見えてきました。 |
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高性能グラスウールの状態を見る グラスウールの状態は、ダレもヘタリも全くありません。さらにグラスウールをめくってみると、防湿シートが現れました。グラスウールは施工時と変わらず、良好な状態が保たれていることがわかりました。 |
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グラスウールにわずかな黒いシミを発見 窓下部分のグラスウールもチェックしたところ、一部に黒いシミが。打ち損じの釘が錆びたものと判明しました。性能に支障は出ていないようです。 |
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窓下の壁のグラスウールを検証 窓下の壁のグラスウールは完璧な乾燥状態で、弾力も十分に保持され、結露をした様子も全くありません。 |
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土台の状態を見る 窓下の壁のグラスウールは完璧な乾燥状態で、弾力も十分に保持され、結露をした様子も全くありません。 |
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グラスウールを外して見る グラスウール自体は、7年以上経過したとは思えないほどしっかりしていて、色あせもありませんでした。 |
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北面の外壁も見てみる 西面と同様に作業を進めます。合板を外し、グラスウールを露出。土台部分まで隙間なくグラスウールが入っており、施工精度の高さが確認されました。グラスウールを押してみると、弾力性も十分。グラスウールをめくって防湿シートも検証してみましたが、異常はありませんでした。 |
<まとめ>
性能がちゃんと発揮され、室内環境の快適性が保たれる上でも、きちんとした施工が何よりも大事な断熱・気密。 築7年を経たHさんのお宅の検証からも、そのことがよくわかりました。 |
前回ご紹介の家はこちらです |
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