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家づくり安心知識

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STEP2 土地の探し方、選び方は?


購入する土地によって、家づくりもその後の暮らしも変わってきます。望む土地を見つけるために知っておきたい事柄とともに、建築時に関わってくる法律上の規制などについてもご紹介しましょう。


土地の特徴を知ろう【1】


販売形態はいろいろ

●更地
 更地とは、建物が建っていない状態の土地のこと。その土地の販売形態によって大きく2つのタイプに分けられます。一つは住宅地の中などでポツンと一戸分売りに出される宅地。不動産業者や個人の地主から購入する場合が多いものです。そしてもう一つは、「大規模開発」や「小規模開発」の分譲地です。

〈分譲地には2種類ある〉
 大規模分譲地は、大手ディベロッパーやハウスメーカーが数十区画からそれ以上の区画で大規模に分譲している土地を指します。都市部から離れた場所が多いものの、道路や上下水道、公園、ショッピングセンターなどが計画的に整備・配置され、生活環境がかなり整っているのが魅力です。
 これに対し、不動産会社などが数戸単位で分譲しているのが小規模分譲地。比較的都心近くの便利な場所であることが多い反面、地価が高い地域なので敷地面積は狭い傾向にあります。

〈建築条件付きとは何か〉
 分譲地か否かに関わらず、更地にはあらかじめ指定された施工会社で家を建てることが購入の条件となる建築条件付きの土地と、条件が付いていない土地の2種類があります。
 建築条件が付いた土地を購入した場合は、土地の売買契約から3ヵ月以内など、一定期間内に建築請負契約を結ばなければなりません。所定の期間内に建築請負契約が締結できない場合は、土地の売買契約も無効になり、土地代金は全額返還されます。
 設計の自由度は会社によって異なるので、どの程度希望がかなうのか事前に確認しておくことが大切です。


●建売
 表示価格は土地と建物の合計額なので、資金計画を立てやすいのが特徴です。
 一般的に、建物が完成した状態で販売されるものと考えられがちですが、必ずしもそうではありません。建築途中や着工間近の状態で販売されるケースもあります。これは、建築確認申請が通ってさえいれば、建物が完成していなくても建売住宅として販売できるため。すでに設計図や仕様書などが承認を受けているので、間取りなどの変更は基本的にできません。工事が始まって間もなければ多少変更できる余地はありますが、別途費用がかかると考えてください。
 また、建売の購入を検討する際は、建築確認申請が承認された証となる「建築確認番号」が広告などに記載されているかどうかを必ず確認しましょう。


●中古住宅付き物件
 都市部には更地はほとんどありませんが、どうしても都市部に建てたいという人は、土地付きの中古住宅物件を探すのも手です。どのような形で引き渡されるのかを確認し、購入後はリフォームするのか、解体して建て直すのかを考えるのはもちろん、解体する場合は解体費を誰が支払うのかなども事前に確かめた上で契約することが重要です。リフォーム前提で購入する場合は、設計や工事の依頼先が決まっていれば、一緒にプロの目で見てもらうことをおすすめします。
 リフォーム済みの場合は、表面の美しさに惑わされないことが大事。仕上がってからではわからない壁の中の部分がどうなっているか、そこが重要です。販売の担当者に、構造の補強や断熱の改修などをどうしたか、しつこく聞いてみましょう。答えがしどろもどろだったり、口先だけの印象を受けるようなら、要注意。一方で、築年数が古くても、しっかり補強・改修がなされていれば快適に住める住宅もあります。

土地探しのヒント1「第一歩は希望と予算の整理」

 土地探しは、まず自分がどんな暮らしをしたいのか、どんなライフスタイルなのかを整理することから始まります。ガーデニングがしたい、通勤・通学に便利な場所がいい…などさまざまな希望があるはずです。すべての条件を満たす物件はなかなかありませんから、優先順位をつけておくことが大切です。
 希望の地域の相場を調べ、予算と照らし合わせることも重要。土地と建物を合わせた全体の予算から、土地にかけらる金額を割り出して物件探しを始めましょう。

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家づくり安心知識は、Replan北海道 vol.80Replan東北 vol.20に「家づくりスターターズBOOK」として付録されております。

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