住宅雑誌Replan(リプラン)北海道・東北の新築事例紹介｜イチ押し住宅154　（株）イノーバ　杜の風工房

充填＆付加断熱で省エネ効果アップ

ナチュラル空間の中に
遊び心を加えたＱ1.0住宅

■大和町・Ｏさん宅／夫婦30代、子ども1人
■設計・施工／（株）イノーバ　杜の風工房
TEL：022-239-2242
HP：http://housing-innova.jp/

今回の事例は、リプラン東北vol.22に掲載しております。
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　土地の購入を機にイノーバと巡り会ったＯさんご夫妻。完成したお宅を訪問したり、工事中の現場を見て「信頼できるし自分たち好みの家がつくれそう」と依頼を決めました。
　大きな吹き抜けやキャットウォーク、小上がりの畳コーナーは絶対に譲れなかったというこだわりポイント。また、もともと木をふんだんに使った家を希望していただけあって、木目の有無から手すりの形状、スリット間隔に至るまで丁寧に打ち合わせを繰り返し、理想のわが家を実現しました。板張りの天井には無垢パイン材、梁はカラマツ材、床にはナラ材を用い、それらが白い壁と絶妙のバランスを保ちながら美しい調和を見せています。
　この清々しい空間をつくっているのは、ナチュラル感だけではありません。
　「今年の夏は一度もエアコンを使ってません。30℃を超える暑い日も、窓を閉め切ってスクリーンを降ろしていれば外よりずっと涼しい。光熱費も少なくて助かりましたね(笑)」と奥さんはいいます。
　それもそのはず、この家は断熱性能に優れたＱ1.0住宅。壁には高性能グラスウール120mm＋付加断熱45mmが施されたほか、さまざまな工夫で次世代省エネ基準Ⅱ地域レベルを超えるＱ値1.2を実現しました。想像以上の省エネ効果に「冬も快適に過ごせそう」と期待の高まるＯさん。日ごとに寒さを増していくこれからのシーズンこそ、Ｑ1.0住宅の本領発揮となりそうです。