住宅雑誌Replan（リプラン）

充実の造作、収納プランで実現した
開放感あふれる永住の家

大樹町・Mさん宅　家族構成／夫婦30代、子ども1人
設計・施工／北の匠 石塚建設（株）

　引き戸を開けると目に飛び込んでくるのは、高い吹き上げ天井を走るレッドシダーのたくましい梁と温かみのある塗り壁、そしてパインの無垢床。自然素材のハーモニーが心地よいLDKは、Mさん夫妻の自慢のくつろぎ空間です。「天井が高く、とても開放的なのに暖かくて驚きました。それでいて、暖房費は旧居よりも安くなって、言うことなしです」。
　ご夫妻が「大満足」と口をそろえて語る新居を実現したのは、北の匠 石塚建設。「木をふんだんに使った在来工法の家を、地域の工務店に建ててもらいたい」。Mさんの願い通りの家づくりをしていたのが、依頼の決め手でした。酪農後継者であるMさんが目指したのは、究極の職住近隣の住まい。裏玄関を備えた1階に生活空間を集約し、平屋感覚で住める家を望んでいました。北の匠 石塚建設は、さらに暮らしやすいよう、水まわりと洗濯室やウォークインクローゼット、食品庫を効率の良い回遊動線で結んだプランを提案。「おかげで、17畳のLDKはより広く感じられ、家事がしやすい新居になりました」。
　吹き抜けでつながる2階には、5歳になる娘さんの個室も完備。先々増える生活用品をたっぷりしまえる大きな納戸も用意されました。「大工さんが丁寧に仕事をしてくれた建物なので、アフターメンテナンスにも不安がありません」。将来の暮らしやすさまで考えた住まいは、歳月を重ねるほどに味わいのある表情を蓄え、一家の暮らしを温かく包み込んでくれることでしょう。