住宅雑誌Replan（リプラン）

性能にとことんこだわった
大家族の田園住宅

芽室町・Mさん宅　家族構成／夫婦30代、子ども3人、両親、姉
設計・施工／（有）広岡建設

　芽室町で農業を営むＭさん宅は、家族５人に奥さんのご両親、お姉さんが一緒に暮らす３世代８人の大家族。70代のご両親の先々の暮らしやすさを考えて、昨年、新築を決意しました。Ｍさん一家がこだわったのは、健康的な室内環境と住宅性能。家族で学びを重ね、施工会社を検討し、家づくりのパートナーに選んだのが広岡建設でした。
　「私たちは、２年ほど前から北欧メーカーの熱交換換気システムや高性能な木製サッシを採用した、超高性能住宅づくりを手掛けています。その取り組みが決め手になり、新築のお手伝いをすることになりました」と、広岡国船社長。
　広岡建設では、定評のある高性能住宅に新たに空調での冷暖房を採用。暖房費が次世代省エネ基準レベルの住宅の半分以下という暖かい家を実現させました。「この空調システムは、健康的な室内環境を保ちますので、Ｍさん一家のように幅広い年代が住まう家には最適の設備だと思います」。
　この夏完成したばかりの新居は、玄関と浴室を共有する２世帯住宅仕様。１階の和室を中心に、ご両親とお姉さんの生活スペース、Ｍさん一家の生活スペースを分離。暖かさに万全を期すため、付加断熱も施しました。さらに、壁には和紙や珪藻土、床にはナラ無垢材、造作部分にはパイン無垢材を使用。自然素材を多く採用することで、心地よい空気感がアップしました。新居での初めての夏も、家族全員が暑さを感じることなく快適に過ごせることでしょう。