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旭川特集:新築事例 (株)タックホーム

ネット・ゼロ・エネルギー住宅/Q値1.0 C値0.2

建坪以上のゆとりの実現と
省エネ・創エネを徹底追求
北国岩手のゼロエネ住宅

岩手県盛岡市・Mさん宅
設計・施工/(株)タックホーム

 エネルギー使用量と創エネルギー量の差し引きがゼロになる「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス」。全国的に見ても先進的な住まいが、盛岡市に誕生したM邸です。
 4人家族のMさんの住まいは33坪とコンパクトながら、タックホームの「完全6面体キューブ構造」により、天井裏の大空間や半地下収納などの空間的ゆとりを確保。引き戸の開け閉めで和室と一体化するLDKや2階の子ども部屋の間仕切りも可動式にするなど、家族や暮らしの変化に対応する空間構成も光ります。
 ヒートポンプ低温輻射パネルヒーターは、居室や水まわり、玄関など合計9ヵ所に配置。冷えた場所のみを暖房し必要以上に暖めない「分散暖房」のためエネルギー消費も抑えられます。「さらにヒートポンプ暖房はできるだけ低い温度にしたほうが体感的に優しいしエネルギー効率もいいんです」と立花社長。事実M邸では、温水温度を人間の体温に近い37〜38℃に設定していながら、室内温度は22度前後をキープしています。この日の外気温は0℃ですが、熱交換した外気は19℃で給気口から取り込まれるため、温度変化はほとんどありません。
 北側に設けた天窓は開閉式とし、暑い日は風の通り道になります。「結局、夏を涼しく暮らす工夫は冬に暖かく暮らす工夫と同じだと思う」。それは、冬は寒く夏は暑い岩手で家づくりをする立花社長が行き着いたひとつの答えです。だからこそ『窓は開けられない』などという高断熱・高気密のルールを押し付けず、生活者自身が快適を見つけてほしいと考えています。

■建築データ
□構造規模 木造(在来パネルキューブ工法)・2階建て
□延床面積 112.20㎡(約33坪)
□主な外部仕上げ 屋根/ガルバリウム鋼板、外壁/窯業系サイディング、建具/玄関ドア:木製断熱ドア(K値1.7)、窓:エクセルシャノン 樹脂サッシ(Low-E・トリプルガラス・アルゴンガス入、K値1.1)トリプルシャノン
□主な内部仕上げ 床/樹脂フローリング、壁・天井/ビニールクロス
□断熱仕様 基礎/スタイロエース100㎜、壁/スタイロエース50㎜(外張)+ネオマフォーム50㎜(充填)、天井/現場発泡ウレタン200㎜
□暖房方式 ピーエス 低温水パネルラジエーター
■工事期間
平成25年11月〜平成26年2月(約4ヵ月)

岩手県盛岡市・Mさん宅

設計・施工/(株)タックホーム
TEL 019-636-1772
FAX 019-636-1936
岩手県盛岡市津志田西1-17-33
http://www.tachome.com/

【インタビュー】

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【実例紹介】

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