「薪ストーブを導入したい」「健康に配慮し自然素材を使った家にしたい」「性能や機能性も重視したい」など、当初からはっきりとした希望を持っていたWさんご夫妻。いくつかの工務店を検討する中で最終的に選んだのは、適切な断熱・気密性、かつ自然の恵みを感じて暮らせる家づくりを身上とする佐七建設でした。
ご夫妻こだわりの無垢材と漆喰壁に包まれた新居は、中心となるLDKを広く取り、個々の居室は小さめにしたプランニング。必要な機能を1階に集結させ、回遊型の動線を取り入れるなど、暮らしやすさに特化しました。趣味として導入した薪ストーブは、家族が集う週末のみの稼働に留め、ベース暖房には全館の温度差を2℃以内に抑える基礎蓄熱暖房を採用。「朝起きた時も、トイレでもお風呂でも、いつでもどこでも寒さを感じないのがいいですね。光熱費も以前の家に比べてだいぶ抑えられています」と、ご夫妻ともどもその性能を実感しています。
自然エネルギーを活用する工夫もさまざまです。夏は陽射しを遮り冬は陽光を採り込めるよう、日射角度を計算して軒を張り出させているほか、夏の風通しを考慮して開口部を配置。窓ガラスは南面のみ日射取得型のものにし、残りの3面には日射遮蔽型のものと使い分けました。自然の力と素材を活かし、住まい手とともにつくり上げていく、人と環境、家計に優しい家。そんな佐七建設の思い描く理想が形になった一軒です。
■仙台市・Wさん宅
■設計/佐七一級建築士事務所
■施工/(有)佐七建設
■構造規模
木造(在来軸組工法)・2階建て
延床面積/123.41㎡(約37坪)
■主な外部仕上げ
屋根/ガルバリウム鋼板、外壁/窯業系サイディング ジョリパット塗壁、建具/玄関:断熱引違戸、窓:樹脂サッシ 一部アルミ樹脂複合サッシ
■主な内部仕上げ
床/フローリング、壁/薩摩中霧島壁ライト(漆喰)、天井/薩摩中霧島壁ライト(漆喰)・スギ板張
■断熱仕様〈外張断熱〉
基礎/押出法ポリスチレンフォーム50㎜(土間部)+100㎜(立上)、壁/硬質ウレタンフォーム50㎜、屋根/硬質ウレタンフォーム100㎜
■暖房方式
ヒートポンプ式基礎蓄熱暖房システム・薪ストーブ
■工事期間
平成27年9月〜平成28年2月(約6ヵ月)
私たちが家づくりにおいて最も大切にしているもの、それは「空気の質」です。自然素材を使っているのは仕上げ材だけではありません。十数年前から当社では、下地材も「本物の自然素材」にこだわってきました。においに敏感な方やアレルギーのある方にも安心の快適で健やかな住まいを、完成見学会でぜひ一度、ご体感ください。また当社では、お施主様のライフスタイルに合った設計、自然エネルギーを活用した設計を心がけています。ご家族の未来や住まいの未来をあらゆる角度から見据え、「次世代に住み継いでいける家」をご提供します。