住宅雑誌Replan（リプラン）

　仙台市の北西部に建つ鎌田工務店のモデルハウスは太陽の光を友とする家。南側の窓のみペアガラスとし、東西北は3層のLow‐Eガラスです。冬は南からの陽射しを多く取り入れて日中は暖房がいらないほどの自然な暖かさ。その分暑くなる夏の対策は窓の外側につけた開閉式のシェード。ペアガラスとの組み合わせで太陽の熱を80％カットするという優れものです。
　オール電化で４・７kWの太陽光発電と家庭内のエネルギーを管理するシステム「ＨＥＭＳ」を導入。照明器具や冷蔵庫、エアコンなどにセンサーと通信機器を設置し各製品のデータをパソコンに送信、個別に電気使用量が分かるのです。家電の使い方の無駄と節電効果が見えるので、省エネを楽しむ家族も多いとか。暖房は各部屋に配したパネルヒーターが主。予備にエアコンをつけています。パネルヒーターは、音もなく風もなく優しい暖かさを家中に広げます。快適さを支えるのは優秀な施工技術。高い断熱・気密性能があるからこそ、省エネで冬暖かく夏涼しい家になっています。
　リビングの床材はクリの無垢、壁は調湿効果のある珪藻土の塗り壁と自然素材を、また主寝室にはリラックス効果のあるアクアチタン含有壁紙を使って、健康的な空間をつくり出しています。アーチや飾り柱などのデザインはシンプルな設計の中に優雅さをもたらし、快適さをさらに高めています。
　家づくりを考えたら、ぜひ見学しておきたいモデルハウスです。