住宅雑誌Replan（リプラン）

　娘さんが小学校に上がるのを機に、マイホームの夢を叶えたＳさんご夫妻。ご主人は渡建に依頼した理由を、「渡建さんが建てている『ｃａｓａｃｕｂｅ』というシリーズの家が自分のイメージにぴったりだったから」と語ります。当初は同シリーズのような白を基調としたシンプルでモダンテイストの家を思い描いていたというご主人。しかし奥さんが切望したのは、「ナチュラルな雰囲気のキッチン」でした。
　そこで全体的な空間イメージを、無垢の床がぬくもりを醸すナチュラルなテイストに統一。室内にはキッチンや建具をはじめ、お２人の希望に沿って同社が提案したアイテムが随所に見られます。注文住宅を基本に「顔の見える家づくり」を掲げる渡建の柔軟な対応力が発揮された住まいとなりました。
　限られた建て坪を有効利用するため、廊下は極力少なめにレイアウト。玄関から和室やキッチンに直接アクセスできる動線や、豊富に設けられた収納も、暮らしやすさを高めています。現しの梁がアクセントを添えるＬＤＫには、コミュニケーションづくりに役立つリビング階段を採用しました。
　「内装に一体感が出て気に入っています。造りがしっかりしているせいか、リビングの高性能なエアコン１台だけで暖かく過ごせるのもいいですね」と満足そうなご主人。奥さんも「これから手作りのカーテンやオブジェで、もっと自分好みの空間にカスタマイズしていきたいと思っています」と夢をふくらませています。