住宅雑誌Replan（リプラン）

　　将来的には電気自動車（ＥV）の充電を、自宅でもやれるようにしていきたいと、低炭素社会への取り組みに対して積極的な姿勢を示すDさん。今回のリフォームで太陽光発電を設置したのは、Dさんの考え方からすると、ごくごく当然のことだったといいます。
　築30年余りの寒い自宅を「もう我慢も限界。とにかく暖かくしたい」と、相談をもちかけたのは、以前、大変満足のいく仕事をしてもらい、ずっと付き合いがつながっていた三王建設興産でした。話し合いの中で「北海道R住宅」を提案され、「知れば知るほど、興味がわき、かつ安心感を覚えました」と、迷わず決断。建て替えも選択肢にありましたが、壊して廃棄物にしてしまうのではなく、なるべく再利用し環境負荷を抑えていきたいという気持ちも。しかも「北海道R住宅」は、建築分野のスペシャリストが第三者の立場から客観的に工事内容をチェック。ただきれいに直すといった表面的なものではなく、無駄な光熱費をかけない高性能な省エネ住宅として生まれ変わることも、ポイントでした。
　すでに娘さんたちは独立され、3人いるお孫さんを連れて行き来も頻繁。そこで開放的な空間づくりができればと以前の和室をアイランド型のキッチンに変更し、キッチン正面にオープン階段を設置しました。オール電化を採用し1階の床暖房と、場所をとらないパネルヒーターで家全体ポカポカと暖か。
　「おじいちゃん、おばあちゃんの家って、暖かいね。また、遊びに来るよ」と、お孫さんたちに言ってもらえるようなリフォームになったことが、最大の喜びだそうです。