四季折々の風景を室内に取り込む
庭との一体感を
楽しむ住まい
■Aさん宅
■設計・施工/(株)SAWAI建築工房
HP:http://www.sawai-k.co.jp
TEL:011-615-6501
今回の事例は、リプラン北海道 Vol.83に掲載しております。
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より豊かな暮らしを求めリフォームを決意
築24年になるAさんのお宅。お子さんたちの子育ても終わり、「これからは、自分の時間。もっと家での暮らしを楽しみたい」と4〜5年前からリフォームを考えていたそうです。
来客の多いAさん宅では、以前のリビングはどことなく狭く、奥にあった和室はあまり使われないスペース。2階の子ども部屋も、お子さんたちが独立したあとは、空き部屋となっていました。さらに、住まいの性能や設備面でのリニューアルも必要となる時期。
そこで、雑誌などで施工業者を探し、「この会社の造る雰囲気がとても好き。なんだか趣味が合いそう」と連絡を取ったのが、SAWAI建築工房でした。その後、偶然知人からも同社の評判を聞き、さっそくリフォームを依頼したのです。
Aさんの希望を受けSAWAI建築工房が具現化したのは、既存のL字型の間取りを生かしながらもパブリックスペースとプライベートスペースをゆるやかに分離した、より庭を楽しめるプランでした。
庭とお茶を楽しむゆとりの空間へ
自然素材にこだわった室内は、無垢の床材や塗り壁が、趣のある空間を演出しています。リビングはお客様用のサロンとして生まれ変わり、Aさんが集めていたアンティークのチェストや雑貨が並ぶ、英国風の雰囲気。キュリオケースには紅茶好きの奥さんが少しずつ集めてきたティーウエアが飾られています。その奥には、夫婦で料理を楽しめるゆったりとしたダイニング・キッチンとプライベートリビングが。ダイニング上部の吹き抜けからは、柔らかな光がこぼれ落ちます。1階のどの位置からも庭が望め、外との一体感が生まれるようL字型の間取りに沿ったウッドデッキも設けられました。
海外の住まいを思わせるシックなカーペット敷きの階段を上がると、2階には本格的なしつらえの和室とゲストルーム、そしてAさんご夫妻の寝室。特に窓から美しい紅葉が眺められる和の空間は、お客様にもとても喜ばれるそう。
イメージしたのは、洗練されつつも趣のある住宅。「Aさんと相談しながらお持ちの家具と室内が上手くとけ合うような、大人のインテリアを目指しました」と担当の横沢さん。結果、「アンティークは好きだけれど、クラシカルすぎるのはあまり。ミックスしながらも、統一感のあるインテリアに仕上がりました」とAさん。
リフォームの際には住まいの性能を高める断熱工事やオール電化への変更も実施。快適に過ごすための性能と自分たちの時間を楽しめるお気に入りの空間。それらが、ご夫妻の充実した日々をより豊かにしてくれることでしょう。
今回の事例は、リプラン北海道 Vol.83に掲載しております。
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■Aさん宅
■設計・施工/(株)SAWAI建築工房
HP:http://www.sawai-k.co.jp
TEL:011-615-6501