住宅雑誌Replan（リプラン）

　大手住宅メーカーの分譲宅地を購入し、はじめに土地ありきで施工会社を探したＮさんご夫妻。数社に相談するも出てくる図面は大差なく、南側に大きな窓をといった平凡なもの。要望に対し「コストがかかり過ぎる」と受け入れてくれないメーカー主導型の家づくりにも不満を感じていたときに出会ったのがラ・ポルトでした。
　ファーストプランから他社とは全く違う斬新な図面が来て驚いたというご夫妻。とにかく明るく開放感のある家をという要望に、担当の松本さんが念頭に置いたのは１３０戸が建ち並ぶ住宅街の立地。道路に面している南側をあえて閉じ、ワンフロアのＬＤＫは外から丸見えにならないようプライバシーを重視しつつ、格子付きのアウトドアリビングで外とのつながりを設け、吹き抜けの窓からは十分に光が入るという設計。そして屋上にスカイバルコニーを設け、「自分たちだけの空」が持てる家でした。
　図面をもとに空気の流れや家事動線、収納の場所や数などを細やかにチェックしたご主人は、気になるところを松本さんに相談。すると次々と直しを入れてくれ、最終的には図面変更22回、打ち合わせ期間は１年にも及んだそうです。「内外装も、もう直したいところは何もないというくらい徹底的に話を聞いてもらいました。とことん向き合って追求した本当のオーダーメード。家づくりの醍醐味が味わえました」とご主人。細部にわたって好みを反映した家はデザイン性に優れているだけでなく、12月上旬の取材時も弱暖房設定のエアコン１台で上下階が暖かく、住み心地の快適さにも大満足のお２人でした。

お客様の声

練りに練り、出来上がったのは「家族とくつろぎ楽しめる夢の空間」 　私たちと年齢が近く要望をすぐに理解してくれ、二転三転、ときには五転もするこちらの希望に根気強く対応してくれた松本さんの存在は大きかったと思います。夢がだんだんと形になって、理想だったシンプルで広々とした明るい家が実現しました。
　アイランドキッチンに立つ妻は、玄関から3歳の長男が走り回るリビングまで見渡せ、吹き抜けを通して2階にいる私の声も聞こえる空間に安心すると言います。パントリーから勝手口へのゴミ出しや洗濯機から物干しなどの動線も良く、家事もぐっと楽になったそうです。間接照明やダイニングテーブル上のダウンライトなど、ライティングも想像以上の仕上がりで、夜も雰囲気があって落ち着ける空間になっています。実際にはなかなか難しいですが、仕事中も早く家に帰って家族と家でくつろぎたいと思うことが多くなりました。今後はスカイバルコニーにデッキを敷いてビールやバーベキューを楽しんだり、夏にはプールを置いて子どもたちを遊ばせたいと思っています。アウトドアリビングや外部収納など、活用法を考えるのも楽しみです。